今シーズンのJ1チーム分析

Jリーグ選手名鑑をゲットしたので、

各チームの戦力と日程からJ1所属全チーム

独自の視点で分析・採点

してみます!

 

 

採点のポイントですが、

①主力センターラインのレベル 

②主力サイドのレベル

リザーブの充実度

④開幕時点でのチーム成熟度

⑤日程影響

について各1~5点で採点

 

(①,②,③,④,⑤)の項目の合計点によって、

S:21~25点 ・・・優勝争いに絡むであろう

A:16~20点 ・・・ACL出場権に届くかどうか

B:11~15点 ・・・残留争いに巻き込まれそう

C:~10点  ・・・降格圏争いになるであろう

の形で採点してランク付けをしていきます。

 

 

私の考えるセンターラインとサイドの重要性については過去記事 

antimrperfect.hatenadiary.jp

 を参照ください。

 

 

各チームの戦力は「エルゴラッソ Jリーグ選手名鑑2020」

f:id:AntiMrPerfect:20200215123643j:plain

を参考にしています。

 

 

各チームの採点と分析結果はこちら!

(Jリーグ選手名鑑と同様に北のチームから並べています。)

 

札幌(4,4,3,5,4) 20点   A

センターライン・サイドともに主力はJ1でも上位。

ミシャサッカーも3年目を迎えて成熟度も高いが、控えの選手層が不安。

東京五輪A代表への主力選出の可能性も高いため、どれだけ主力のコンディションを保てるかが鍵となるか。

 

仙台(2,2,2,2,5) 13点   B

オフシーズンは主力の戦力入れ替えが多く、監督も6シーズン継続した渡邉監督から木山監督に交代と、ほぼ新チームの立ち上げとなるため、残留争いに巻き込まれる可能性は高いと思う。

基本的には慣れた日程でのチーム作りとなるため、どれだけ早く戦力を固定して成熟度を上げていけるかがJ1残留への鍵となる。

 

鹿島(5,5,5,2,4) 21点   S

本ブログはアントラーズ贔屓のため、「アントラーズ評価が高いので?」はという評価は受け付けません(笑

監督とコーチ陣を一新し、新加入選手も多いため、チームの成熟度が低いのはしかたなし。

ACL敗退で国内での戦いに集中できるため、ここ数シーズンに比べれば日程的にはかなりマシでしょう。五輪代表候補を数多く抱えるため、夏場の選手のやりくりが課題でしょうか。

スタメン候補~控えまで主力級勢揃いのため戦力面での不安はなし、今シーズンこそはJ1タイトル奪還!!

 

浦和(4,4,4,2,4) 18点   A

昨シーズンのメンバーをベースに戦力は揃っていますが、相変わらず興梠の控えがいないこと、ボランチの層が薄いことが不安材料でしょうか。

昨シーズン途中から就任した大槻監督のサッカーも成熟しているとは言い難く、チームの方向性がどれだけ早い段階で固まるかが鍵となりそう。正直のところ今シーズンはACL出場権が目標でしょう。

 

柏 (3,3,3,4,5) 18点   A

J2を制した主力メンバーはほぼ残留し、ネルシーニョ体制の成熟もしているため再びJ2へ降格ということはなさそうです。

とはいえ、今のチームがJ1でどれだけ通用するかは未知数。トータルとしては上位争いできそうな戦力を抱えているため、台風の目となり得るかもしれません。

 

東京(5,5,3,4,3) 20点  A

昨シーズンは長谷川監督らしい安定した守備をベースにJ1 2位と躍進しました。

主力はほぼ残留し、昨シーズン不足していたサイドアタッカーのコマを充実させた補強は的確だったと思いますが、ACLと平行で戦うにはスタメンとサブの格差が大きい印象です。

攻撃力UPのために新フォーメーションにTRYしている状況で、攻守のバランスが整うのにどれだけ時間がかるかと、主力が怪我なくシーズンを戦えるかがポイントとなりそうです。

 

川崎(5,4,4,5,4) 22点  S

昨シーズンはルヴァンカップを獲得したものの、J1では4位で不本意なシーズンだったでしょう。

若手の台頭も著しい上に、鬼木体制になってから主力もほぼ変わらないため、チームの成熟度としてはJ1でトップクラスと言って過言はないと思います。

東京五輪A代表で主力選手は日程影響を受けそうなことと、大島僚太小林悠のセンターライン二人の代えが効かないことが懸案となりそうですが、国内に集中できることもあり優勝候補筆頭でしょう。

 

横浜FM(5,5,4,5,3) 22点  S

ポステコグルー体制3年目の鍵は、初経験となるACLと国内の戦いでの選手のやりくり、これに尽きると思います。

主力の力には疑いの余地なしな上に、誰が出ても同じサッカーができるようになってきているため、チームの成熟度は文句なし。

攻守の要で代えのきかない二人の外国人(マルコスジュニオールとチアゴマルティンス)がシーズン通して、コンディションを保てるかがポイントとなりそうです。

 

横浜FC(2,1,1,3,4) 10点  C

久しぶりのJ1参戦ですが、戦力的には非常に厳しい戦いが強いられそうです。

百戦錬磨のベテランを数多く抱えているもののJ1で戦う上では戦力的にかなり厳しいと言わざるをえないでしょう。

J1の強度の試合にどれだけついていけるか未知数なところはありますが、降格圏から抜け出せるかどうかが勝負となってしまうでしょう。

 

湘南(2,1,1,2,3) 9点  C

監督のパワハラ問題で揺れる中、なんとか残留を果たしましたが、その余波もあり多くの主力選手が移籍してしまい非常に厳しい状況と言わざるをえないでしょう。

チーム戦術の成熟も図りつつ、メンバーを固めていく作業から始める必要がある上に、主力の齊藤未月は東京五輪で抜ける事になりそう。

かなり厳しいシーズンとなると思います。

 

清水(3,2,3,2,3) 13点  B

ドウグラスの抜けた穴をチーム全体で埋められるか、これに尽きると思います。

新監督を迎えてチームも新しく作り直す段階であるものの、ドウグラスを除けば主力はほぼ残留。戦力的に大きなマイナスではなさそうです。

タイ代表のティーラシンや五輪代表候補選手を抱えているため、彼らのいない場合のやりくりも鍵となりそうです。

 

名古屋(4,3,3,2,5) 17点  A

昨シーズン途中で風間監督を解任してフィッカデンティ監督を招聘したグランパス

全く違うサッカーへの切り替えがどれだけ早く成熟するかが重要となりそうです。

戦力的には充実しているため、攻守が噛み合ってくれば上位争いができると思います。

 

G大阪(5,4,4,3,4) 20点  A

海外からの復帰組をしっかりと囲っていき、徐々に戦力を充実させてきましたが、源の加入で主力のピースは揃った印象です。

強力なセンターラインが形成されたことで、チームの骨子は整ったと思います。あとは宮本監督の手腕次第といったところでしょうか。

主力が代表で抜かれそうなので、サブ組の成長がACL出場権争いの鍵になりそうです。

 

C大阪(4,4,4,4,5) 21点  S

ティーナ監督の的確なポジショニングを軸としたサッカーも成熟してきており、今シーズンは優勝争いができる状況が整ったと思います。

ディフェンスラインと中盤は申し分なしの戦力が揃っているため、2TOPがどれだけ安定して点が取れるかが鍵となりそうです。特にベルギーでスコアラーとして開花した豊川への期待は大きいでしょう。

 

神戸(5,5,3,4,2) 19点  A

言わずもがなですがベストメンバーを組んだときの力はJ1でもトップクラスといって差し支えないと思います。

ただし控えとなるとガクッとレベルが落ちる印象は否めず、夏場に大型補強をしないとACLとの平行でシーズンを戦い抜くは難しいでしょう。

 

広島(4,4,3,4,5) 20点  A

強固な守備を軸としたサッカーは確立されており、安定した戦いで上位争いをしていくことになるでしょう。

今シーズンはACLもないため、ある程度余裕を持ってシーズンを戦えるはずなので、課題の得点力を改善できるかどうかが勝負となるでしょう。

 

鳥栖(2,1,2,3,5) 13点  B

戦力的には厳しい戦いになると言わざるをえないと思います。

J1の戦いになれている上に、代表戦や東京五輪の影響はほぼ受けないため、メンバーを固定してでも連携を上げていくことが残留の鍵となりそうです。

 

大分(2,2,2,4,5) 15点  B

昨シーズン台風の目となったカタノサッカーにとっては正念場の2シーズン目となりそうです。

昨シーズン途中に藤本が抜けて得点力がガクッと落ちてしまい、苦労した後半戦を繰り返さないためにも、チームとして得点を取るパターンを増やす必要がありそう。

チームとしてのやり方はしっかりと固まっているため、ギリギリの残留争いとはならないのではないかと思います。

 

 

採点結果上位から順に並べるとこうなります。

 

1.   川崎   22点  S

1.   横浜FM   22点  S

3.   鹿島   21点  S

3.   C大阪   21点  S

5.   G大阪   20点  A

5.   東京   20点  A

5.   札幌   20点  A

5.   広島   20点  A

9.   神戸   19点  A

10. 浦和   18点  A

10. 柏    18点  A

12. 名古屋  17点  A

13. 大分   15点  B

14. 仙台   13点  B

14, 清水   13点  B

14. 鳥栖   13点  B

17. 横浜FC   10点  C

18. 湘南   9点    C

 

 

あくまでもシーズン開幕時点での戦力をベースとした順位付けとなりますので、チームの成熟に時間がかかったり、怪我人が増えたりしたりランクは下がるでしょうし、逆に選手の成長や、これからの補強でランクが上がることもあると思います。

 

Jリーグ好きのみなさまが読んで楽しんでいただけていたら嬉しいです。

 

 

明日から始まるルヴァンカップはスカパーの契約チャンネルじょう我が家では見れないので(スカサカが高すぎる。。。)、来週始まるJ1開幕戦から鹿島の試合のレビューもしていきたいと思います。

 

今シーズンもJリーグが楽しみですね!!

 

 

Jリーグ選手名鑑2020 J1・J2・J3 (エルゴラッソ特別編集)

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  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 三栄書房
  • 発売日: 2020/02/12
  • メディア: 雑誌