【選評】鹿島アントラーズ トレーニングマッチ 町田ゼルビア戦

Youtube公式での45分x4本 フル放送「鹿ライブ」という初の試みでしたね。

 

全選手のプレーが観れて開幕に向けて盛り上がってきましたね!!

 

中田浩二C.R.O.の解説も内部事情もモリモリで長い時間でしたが飽きない放送でした。

 


【鹿島アントラーズ】6/20 トレーニングマッチ vs FC町田ゼルビア

 

あくまでも再開に向けたトレーニングマッチで結果が全てではないですが、

鹿島 1-0 町田

1本目:0-0

2本目:0-0

3本目:1-0 (オウンゴール)

4本目:0-0

登録のフィールドプレイヤー全選手(+ユース選手)が出場して無失点ということで、開幕2週間前としては上々の結果ではないかと思います。

 

ただ解説でも言っていましたが、Super Chatで一番盛り上がったのが曽ヶ端のセーブのシーンというのはちょっと寂しかったですね(笑)

 

 

総評:

180分で得点がオウンゴールの1点だけというのは寂しいですが、チームとしての守備がオーソライズされていて、J2町田相手とはいえほぼピンチらしいピンチも作られなかったというのが一番の収穫でしょう。

もう一つ非常にポジティブだったのが、怪我人なく開幕を迎えられそうなこと、でしょうか。

 ここ数年、あまりの過密日程で怪我人の絶えなかった我らがアントラーズですが、ここに来て全選手が揃ったことは非常に喜ばしい限りです。

 

 

守備:

今シーズン初戦から中断前までにはできていなかった、攻撃時の守備に対するリスクマネージメントができていたことが大きなポイントだと思います。

中断期間中にリモートも使った戦術浸透を図っていた効果なのでしょう。

引いて守る町田に対して、ボールロスト後のリカバリーがしっかりとできていたことが、無失点につながっていたと思います。

誰が出てもこの守備ができることが、チーム構築の最優先項目だと 思っていたので、中断期間さまさまですかね。

 

 

 

攻撃:

こっちは、守備に比べるとまだまだ成熟の余地がありますね。

ボールをつなぐということに意識が行き過ぎているのか、全体的に近い位置での各駅停車感が否めない印象でした。

3本目の途中からのように、受ける位置として相手の裏のスペースも積極的に使えるようになるともっとゴールに迫るシーンが増えるかなと思います。

ただし、全体練習再開から時間もあまり経っていないので、ここは時間が解決してくれるかなと思います。

 

 

さてここからはいつもどおり気になった選手を取り上げます。

選手の呼び方を主が普段呼んでいる呼び方にしています。あしからず

 

◆聖真

気づけばチャンスには土居聖真、といういいときの聖真が戻ってきましたね。

昨シーズン終盤に痛めていた怪我も治り、本調子に近づいてきた印象です。

ザーゴ監督のいう縦に速い攻撃のクオリティを上げるためには、誰が前を向いて持ったらスイッチを入れるというチームとしての意思統一が必要だと思います。その誰かは聖真しかいないはず!リーグMVP取るくらいの活躍を聖真には期待しています!

 

 

◆篤人

ようやく戻ってきた感がでてきましたね!

この人も怪我を癒やすという意味で中断期間が非常にプラスに働いた一人でしょう。

ゲームの流れを読む力、抜群のポジショニング、ゲームメイク力と、やはり日本人のSBではNo.1の実力なことは間違いなし。ユキと広瀬という強力なライバルとともに右サイドを支配してほしいですね!

 

 

◆小泉

いい意味で驚かされました。攻撃ではボールサイドに頻繁に顔を出し、守備ではリスクマネージメントのできたポジショニングでカウンターの目を摘む。ザーゴ監督の求めるプレーができていたのではないでしょうか。

あとは攻撃にスイッチを入れるパスの精度ですかね。ここはチーム全体の課題といった感じですが、小泉にも頑張ってもらいたいです。

ボランチは健斗、レオ、永木に加えて王子(白崎)もいる激戦区ですが、小泉起用の試合は確実に増えると思いました。

 

 

◆染野くん

期待の新人がまた一人その実力を見せてくれました。

選手権前から負っていた怪我も癒えて、いよいよ選手権得点王の実力がベールを脱ぎ始めましたね。

テクニックがあり、ポジショニングも絶妙で2列目に降りてきながらゲームメイクにも参加できることから、今は典型的なセカンドトップタイプの印象です。

FWとしてすごいなと思う点は、とにかくシュートが上手い。力みのないフォームから力強い正確なシュートが彼の一番の持ち味ですかね。日本人ではあまりみたことがないレベルだと思います。

早い段階でレギュラー争いに絡んでいきそうな印象です。荒木くんといい、松村くんといい、今年の新人は本当に期待大ですね!

 

 

◆上田綺世

決定的なチャンスをキーパーに当ててしまったことはマイナスでしたが、体が一回り大きくなりボールが収まるようになってきたことで、ブレイクの予感がします。

持ち前の裏のスペースへの飛び出しも、縦に速い攻撃では非常に有用に使われそうなこともあり、昨シーズンよりも決定的なチャンスが増えそうです。

ひたすらシュート決定力を上げることに集中すれば、一気にゴールが増えるのではないでしょうか。

 

 

◆ユース船橋くん

パススピードと視野の広さが非常によかったですね。

岳のようなボランチになれそうなポテンシャルを感じました。将来が楽しみです!

 

 

来週のトレーニングマッチを終えればついにJ1も再開です。

再開初戦の相手も因縁の川崎に決まって、サポーターとしてのテンションも上がってきました!

いくぞアントラーズ!! 

 

 

読んでくださった皆様ありがとうございました。