【FW編】今シーズンのアントラーズの陣容を勝手にレビュー
前回の【MF編】
に続いて今回は【FW編】です。
今回も各ポジション毎に
◎:本命
◯:対抗
△:バックアッパー
☆:期待の星
で今年の陣容をレビューしていきます。
ポジション割り振りの基本フォーメーションですが、
「4-4-1-1」でポジション割り振りしています。
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CF
ST
LMF RMF
DMF DMF
LSB RSB
CB CB
GK
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◆ST
中盤と前線をつなぎ、フィニッシュに絡む攻撃のキーポジション。
◎:土居聖真 選手
鹿島の伝統を受け継ぐスペシャル・ワン。
中盤、ゴール前、サイド、中央と、いてほしいところにいる絶妙なポジショニングで昨シーズンは攻撃陣を牽引していました。
独特なリズムのドリブルに加え、ボールキープもでき、アイディア溢れたパスも出せる。前線に新メンバーを多く抱えるチームで攻撃陣を引っ張る重要な役割を受け持ってくれると思います。
鹿島の哲学である「献身・誠実・尊重」を体現する男に今シーズンも期待です。
◯:白崎凌兵 選手
決定力を身に着けた司令塔。
清水時代はゲームメイカー色が強かった印象ですが、鹿島に加入した昨シーズンはゴール前で決定的な仕事ができるアタッカー的なプレーをみせてくれて、いい意味で驚かされました。
持ち前のボールキープ力やゲームメイク力に加えて、フィニッシャーとしての才能も開花してきたことから、中央で使うべきと思いこのポジションの対抗に上げました。
土居選手とのガチンコでポジション争いをして、チームの攻撃を牽引していって欲しい選手です。
△:遠藤康 選手
新境地を開拓したレフティ。
定位置のRMFを離れてこのポジションで使われたときは、正直言って何があったのかと思いました。
ただし蓋を開けてみれば、得意とする相手DFの裏を取る絶妙な飛び出しが、よりゴール中央に近づいたことで相手の脅威となる武器になることを証明しました。
裏への飛び出しに加えて、シュート精度、キープ力、局面を打開するパス、といった違いを生み出せるプレーで攻撃を引っぱってくれることに期待です。
◆CF
誰がポジションを勝ち取るのか?新チームの命運を握るストライカー。
◎:エヴェラウド 選手
高さ・強さ・上手さを兼ね備えた生粋のゴールハンター。
新加入のブラジル人選手。打点の高いヘッド、ブラジル人らしいゴール前での冷静さ、鹿島としても久しぶりの本格的なブラジル人CFだと思います。
マルキーニョス以来の得点王を狙うくらいの活躍を期待です。
◯:上田綺世 選手
ポジショニングとDFの背後を取る動きで勝負するストライカー。
デビュー後早々にゴールという結果を残したものの、シーズン終盤に向けて失速してしまい本人としても不本意なシーズンだったでしょう。
ゴール前でのポジショニングや打点の高いヘディングといった、自身の得意とするプレーがJ1でも通用することはわかったものの、それ以外の部分ではJ1の高い壁を味わってしまった印象です。
縦への速いサッカーを目指す新チームでは、より特徴が生きるかと思い対抗としました。
△:伊藤翔 選手
ゴール前で勝負するワンタッチゴーラー。
シーズン序盤は順調に得点を重ねたものの、中盤以降失速してしまった感は否めなかった昨シーズンですが、ポストプレーやファーストディフェンダーとしての役割は十二分にこなしていたと思います。
前線からのプレスバックとボールを奪ったあとの縦に速い攻撃がハマればよりゴール前でのプレーが増えて、得点量産も可能だと思います。
前線で高さとして起点となりえるエヴェラウド選手や上田選手とは違った部分で特徴を出していく必要がありそうです。
☆:染野唯月 選手
高いテクニックとシュートセンスを持った万能型ストライカー。
昨年の選手権での青森山田相手のハットトリックは圧巻の一言でした。
ボールをキープできて、パスが出せて、シュート精度も高い、ポストプレーをこなしつつゴール前で決定的な仕事ができる非常に現代的なストライカーだと思います。
前線で体を張るためのフィジカルの強化や、守備の決まりごとを守る、など身につけるべきことは多いとは思いますが、ストライカーは得点をとってなんぼ。1年目の鈴木優磨選手のようにギラギラとゴールを狙って行ってほしいです。
【FW編】はここまでです。
これで各ポジションレビューは終了です。
最後に【総括編】をお送りします。
読んでくださった皆様、ありがとうございました。
【MF編】今シーズンのアントラーズの陣容を勝手にレビュー
前回の【DF編】
に続いて今回は【MF編】です。
今回も各ポジション毎に
◎:本命
◯:対抗
△:バックアッパー
☆:期待の星
で今年の陣容をレビューしていきます。
ポジション割り振りの基本フォーメーションですが、
「4-4-1-1」でポジション割り振りしています。
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CF
ST
LMF RMF
DMF DMF
LSB RSB
CB CB
GK
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◆DMF
チームの鍵を握るボランチは新チームの戦術の要となるポジション。激しいポジション争いを期待。
◎:三竿健斗 選手
新キャプテンは日本人No.1ボランチといっても過言なし。
チームにいるいないで別のチームと言ってもいいくらい、影響力のある選手だと思っています。
ポジショニング、対人守備能力、走力、リーダーシップと守備的ボランチとしてはパーフェクトといってもいいレベル。
加えて昨シーズンからはボールキープでチームを安定させる攻撃面での貢献度も上がってきた印象です。コツコツと磨いている展開力が新監督のもとで覚醒すれば、向かうところ敵なし。
ボランチの一番手は間違いないでしょう。
◎:レオ・シルバ 選手
攻守に違いを生み出すダイナモ。
ここ数シーズン、レオの調子がそのままチームの調子というレベルの影響力をもっていると思います。
無尽蔵のスタミナ、圧倒的なボール奪取能力、縦への推進力、と能力はピカイチ。
三竿選手との相性もバッチリで今シーズンも三竿選手の相方第一候補でしょう。
◯:永木亮太 選手
Mr.ポリバレント。
本職のボランチだけでなく、RSB/LSB/RMF/LMFとどのポジションに入ってもチームを支えてくれる男ですが今シーズンは本職のボランチで勝負になると思っています。
走力や対人守備力に加えて、本命の二人にはない精度の高いキックは、ボランチのビルドアップ能力を必要とする新チームでキーマンになる可能性を秘めていると思います。
激しいポジション争いでチームのレベルを引き上げてくれることを期待しています。
△:小泉慶 選手
ボランチのポジション争いの鍵を握る男。
昨シーズンはRSBを主戦場としていましたが、今シーズンはボランチでのポジション争いに加わっています。
ポジショニング、守備能力、走力、パス精度と基本性能の高さは伺えるものの、前述する3選手に比べると、一芸に見劣りする印象は否めません。
ただし、昨シーズンのプレーからビルドアップ能力の片鱗を感じるため、バックアッパーと思いきや一転してスタメンということも十分ありえるかと思います。
☆:荒木遼太郎 選手
プレシーズンで爆発中の期待の新人。
98年組(小笠原、本山、中田、曽ヶ端)、11年組(柴崎、昌子、土居)に次ぐ、期待の新人世代20年組(荒木、染野、松村、山田)の一人。
プレシーズンはサイドアタッカーとしての出場で結果を残していますが、本人が柴崎選手に憧れていると言うように、精度の高いキックはボランチ向きだと思います。
J1相手の守備という点で、サイドアタッカーから入っていく方がいいと思いますが、ゆくゆくはボランチで勝負してもらいたいという気持ちも込めてDMFに推進させてもらいました。
◆RMF
新加入選手で争う新鮮なポジション。
◎:ファン・アラーノ 選手
ブラジルの名門育ちのテクニシャン。
新加入のブラジル人選手。柔らかいボールタッチと精度の高いキックで、サイドからのゲームメイクに期待できそうです。
助っ人外国人としてセルジの抜けた穴を埋める活躍に期待です。
◯:荒木遼太郎 選手
ボランチの期待の星に押しましたが、こちらにも登場。
前述したように、本職はボランチかと思いますが、J1でいきなり高卒でボランチでの出場は厳しいと思います。
サイドであれば守備の負担も軽減され、武器である攻撃面で貢献できることはプレシーズンマッチで証明済み。
助っ人外国人からのポジション奪取は厳しいかもしれませんが、期待も込めて対抗としています。
☆:松村優太 選手
選手権優勝を引っさげてやってきた快速ドリブラー。
本人が公言するように、チェルシー時代のアザールを思わせるチームに貢献するドリブルのできる選手だと思います。
他の二人とは違った個性を持っていることから、ドリブルが通用してゲームスピードに慣れてくれば、安部裕葵選手のように1年目からガンガン試合に絡んでいける可能性を秘めていると思います。
若かりしころの本山選手のように、スーパーサブとしての大活躍もあるかもしれません。
◆LMF
純粋なアタッカーの揃う面白いポジション。
◎:和泉竜司 選手
名古屋から来た待望のアタッカー。
名古屋ではポリバレントな活躍をみせていましたが、鹿島ではサイドアタッカーに専念することになるでしょう。
ドリブル、パス、シュートどれをとっても一級品。WBやSBでの経験もあるため守備力も計算できることからも、LMFの一番手とみていいでしょう。
◯:名古新太郎 選手
進化を続ける小さな巨人。
昨シーズンはボランチとサイドアタッカーの両方で出場機会を得ていましたが、個人的にはサイドで出たほうが面白いという印象でした。
大学No.1ボランチとの呼び声の通り、パスセンスと守備能力に長けていましたが、それよりも驚いたのは縦への推進力を持ったドリブルでした。
成長次第ではレオのようなスーパーなボランチになれる可能性も秘めていると思いますが、現時点でいうとLMFで使った方が観ていて面白いと思ったので、LMFの対抗に推させていただきました。
△:永戸勝也 選手
LSBの対抗はLMFでも活躍できる。
LSBを杉岡選手と争うと【DF編】で書きましたが、永戸選手の特徴であれば、安西のようにLMFで使うのも面白いと思っています。
攻撃面での貢献が期待できることから、こっちが主戦場となる可能性も十分あると思いLMF側にも推薦させていただきました。
【MF編】はここまでです。
あの選手が入ってないじゃん!というツッコミも受けそうですが、
あくまでも主観的な意見ですのでご容赦ください。
次は【FW編】をお送りします。
読んでくださった皆様、ありがとうございました。
【DF編】今シーズンのアントラーズの陣容を勝手にレビュー
前回の【GK編】
に続いて今回は【DF編】です。
今回も各ポジション毎に
◎:本命
◯:対抗
△:バックアッパー
☆:期待の星
で今年の陣容をレビューしていきます。
ポジション割り振りの基本フォーメーションですが、
「4-4-1-1」でポジション割り振りしています。
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CF
ST
LMF RMF
DMF DMF
LSB RSB
CB CB
GK
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◆CB
新チームにおいてオフェンスでの役割が増えることから、昨シーズンまでの実績だけでは語れないポジションでしょう。
◎:ブエノ 選手
昨シーズンに最も成長した選手。
身体能力と対人守備能力はチームNo.1。
新チームではCBにビルドアップ能力が要求されるため、僅かな不安はあるものの、それを補って余りある守備能力の高さから、CBのファーストチョイスと考えて問題ないでしょう。
◎:奈良竜樹 選手
今シーズンの補強の目玉の一人、川崎Fから加入の新背番号3。
川崎のポゼッションサッカーを経験しており、後方からのビルドアップには一日の長があることから、ブエノと並ぶCBのファーストチョイスとして活躍に期待します。
◯:町田浩樹 選手
昨シーズンはCBとLSBでシーズン通して試合に絡み、成功も失敗も含めてかなり経験値を上げた印象。
ポジショニングやラインコントロールといった鹿島のCBに求められる能力に磨きがかかれば、新チームのサッカーにおいて左利きのCBというのは大きなアドバンテージになる。
さらなる飛躍に期待して対抗に推させていただきました。
△:犬飼智也 選手
大岩監督の寵愛を受けて成長した新選手会長。
昨シーズンはリーグ、ACL、カップ戦と怪我離脱時期を除いては、最も試合に出場した選手でしょう。
秋に怪我をするまでは非常にいいパフォーマンスをみせていたものの、フル稼働のつけもあってか怪我明け後は大事な場面でのミスが目立ってしまいました。
CBへの要求が上がる新チームにおいてさらなる成長をしていかないと、一転バックアッパーとなってしまうかもしれません。
☆:関川郁万 選手
虎視眈々とチャンスを伺う2年目のホープ。
ルーキーイヤーの昨シーズン、怪我人続出の台所事情もあり何度か出番を得ることはできたものの、本人には不本意なシーズンだったでしょう。
高校サッカー選手権でプレーを見たときの印象は、ロングボールの精度の高い非常にビルドアップ能力に優れた選手だったと記憶しています。
ルヴァンカップが予選からとなったため出場機会は増えるはず。試合慣れしてくれば新チームでポジションを奪い取れる可能性は十分あるでしょう。
◆RSB
昨シーズンは本職の怪我人が続出で弱点気味になってしまっていましたが、本来RSBは最もポジション争いが激しい場所だと思っています。
◎:内田篤人 選手
ヨーロッパで最も成功した日本人の一人。日本人史上最高のRSB。
ヨーロッパ流の戦術的なポゼッションを基礎とするサッカーで最も力を発揮する選手でしょう。
怪我の影響もあり走力は20代のときより劣るものの、攻守において絶妙なポジショニング、基礎技術の高さ、パス精度と新チームに必要な能力はすべて兼ね備えていることから、今シーズンの活躍に非常に期待しています。
※残念ながらプレシーズンマッチで怪我をして開幕は絶望です。。。早い復帰を期待しています。
◯:広瀬陸斗 選手
J1覇者から来た高精度の右足を持つ男。
加入後初戦のACLで先発し、非常に好印象なプレーを連発してくれており新戦力として期待大です。
マンCのようなポゼッションサッカーをする横浜FMで偽SBを担ったキック精度と戦術眼は、新チームにおいて大きなアドバンテージとなりそうです。
内田SB塾への入塾で、攻守のポジショニングや守備能力に磨きがかかれば、一気に定位置奪取となる可能性を秘めていると思います。
◯:伊東幸敏 選手
復活を誓う内田篤人の後継者。
大怪我からの復帰後はなかなか本来のパフォーマンスが戻ってこず苦しんでいましたが、今シーズンこそはと本人も気合が入っているはず。
走力が高く、守備力とクロスの精度にはアドバンテージがあるため、新チームで受け持つSBの役割を理解してそこにハマれば、スタメンまっしぐらでしょう。
◆LSB
安西の移籍で苦しくなった昨シーズン。新戦力加入で今シーズンはポジション争いの激戦区に。
◎:杉岡大暉 選手
東京五輪世代の代表格。鹿島にてさらなる飛躍を。
湘南では3バックの左CBやLWBを担当し、U-23代表でもLWBであることから、鹿島においてはLSBの選手として考えられているでしょう。
左利きのLSBで、対人守備力やビルドアップ能力に加えて縦への突破からのクロスに特徴を持つことから、SBにWB気味の役割が与えられそうな新チームで、スタメン候補本命と考えています。
◯:永戸勝也 選手
高精度の左足を携えたアシスト王。
昨シーズン仙台でアシスト連発した左足への期待は大きい。
セットプレーのキッカーとしても期待できるその左足には、ビルドアップ時にもアドバンテージとなるでしょう。スピードもありドリブルにも特徴をもっているので、安西のような働きも期待できそう。
新チームへの適合がハマれば即スタメンも十分あるでしょう。
△:山本脩斗 選手
そのプレーは職人芸。唯一の右利きのLSB。
昨シーズンは鹿島加入後最も負傷な苦しんだシーズンとなってしまいましたが、攻守におけるいぶし銀なプレーは健在。
守備力の高さと戦術眼の高さ、左右どちらもこなせるユーティリティ性で、いつでも頼れるベテランとしてチームを支えてくれるでしょう。
☆:佐々木翔悟 選手
左利きのLSBという激戦区に殴り込み。
ルーキーイヤーの昨シーズンは試合出場が叶わず悔しい思いをしたことでしょう。
練習試合ではゴールも記録し、今シーズンはこその思いもあるはず。
ユースからトップ昇格にこぎつけた左足のキックでもって、躍進を遂げてほしいシーズンです。
長くなりましたが【DF編】はここまでです。
次は【MF編】をお送りします。
読んでくださった皆様、ありがとうございました。
【GK編】今シーズンのアントラーズの陣容を勝手にレビュー
はじめまして。
普段考えているサッカーのことについて書き留めたくなり、ブログをはじめました。
大好きな鹿島アントラーズを中心に、
サッカーについて主観的な意見と感想を書いていきます。
同じサッカー好きな方々に温かい目で読んでいただければ幸いです。
さて記念すべき最初の投稿は、
「今シーズンのアントラーズの陣容」です。
昨年の実績をベースとして、ポジション別に
独断と偏見で勝手にレビューします。
各ポジション毎に
◎:本命
◯:対抗
△:バックアッパー
☆:期待の星
で今年の陣容をレビューしていきます。
◆GK
◎:クォン・スンテ 選手
昨シーズンまでの絶対的守護神。
年齢の衰えも感じず、今年も正守護神の本命でしょう。
◯:沖悠哉 選手
プレシーズンマッチでも好プレーをみせていたので、期待も込めて対抗に推させていただきました。
△:曽ヶ端準 選手
言わずとしれた鹿島のレジェンド。
世代交代の期待も込めてバックアッパーとしています。
☆:山田大樹 選手
期待のニューカマー。
世代別代表経験もあり未来の守護神候補。
沖と2人で切磋琢磨して、スンテのポジションを奪い取るくらいの成長を期待!!
次は【DF編】を掲載します。
引き続き読んでいただければ幸いです。